年末の短く慌ただしいトルコ旅行は、今迄の海外旅行と何か違っていた。タクシーで空港に着く迄の30分の間、私は窓の外を眺めながら、「その違いは何だったんだろう」と考えた。そうか、私は塩野七生の本「コンスタンティノープルの陥落」でインプットされたオスマントルコの残像を抱きながら街を、村を、人を見ていたのかも知れない。イスタンブールは世界の中心に位置したあの時代の栄華とプライドを、今でも密かに持ち続けている街なのだ。
トルコは数年前迄年率200%を越えるようなインフレが続き、大国の金利上下に翻弄され、ユーロ加盟問題の行方も見えていない。そんな中でもイスタンブールの人口はまだまだハイペースで増え続け、既に東京都の人口をはるかに越えた。イスタンブールは益々面白い街でい続けるだろうと思った。
<完>
素人のつたない旅行記を最後迄読んで下さり有り難うございました。ご感想等頂けると嬉しいです。
東 賢太郎:head@junet.co.jp |